Claude Code の環境構築|非エンジニアには動くまで付き添い、あとはAIに任せる

目次

エンジニアではない方が 自分のPCで開発を始める

手順書を渡すだけでは 開発の準備が進まなかった
お客様の会社で、エンジニアではない方が複数名、自分のPCで業務システムの開発を始めたときの話です。最初の壁は、開発そのものではなく、始める前の準備にありました。
ローカル環境と環境構築とは?

ローカル環境は、自分のPCの 中で開発と確認ができる状態

PCの中でシステムが動き、 直したらすぐ確かめられる

必要なソフトを入れ、設定を そろえる準備が環境構築

環境構築は、エンジニア にとっても厄介な作業
ローカル環境は「ローカル開発環境」とも呼ばれます。お客様の開発では、VSCode(システムを動かす指示を書いた「コード」を編集するアプリ)と Claude Code(言葉で頼むとPCの中で作業を進めるAI)を、それぞれのPCに入れて使っています。
環境構築が難しい理由はPCが1台ずつ違うこと

環境構築会を開き、画面を 共有しながら一緒に進めた

WindowsとMacでは、入れる ソフトも打ち込む命令も違う

入っているソフトの版 (バージョン)が違うと動かない

1人ずつ環境を見て対応 3人で1時間以上かかった
PCに文字で打ち込む命令は「コマンド」と呼ばれ、Windows と Mac で違います。エラーも、PCごとに違うものが出ます。
内製化(外注していた開発を自社で行うこと)の計画では、最初の環境づくりを軽く見ないことが大切です。最初の環境構築でつまずくと「自分たちには無理だ」となり、そのまま止まりやすいからです。
環境構築はどこからAIに任せられるか

お客様のPCをAIに任せる ことに少し恐怖があった

心配したのは、設定やファイルを 壊すことと、情報が漏れること

手作業で進めるより、 AIに任せた方がミスなく 柔軟に対応できるのでは

AIの Claude Code が動く ところまでは、私たちが付き添う

Claude Code が動いたあとは AIが手順書を読んで不足を入れ エラーも直す
自分のPCであれば、責任を自分だけで取れます。お客様のPCに支障が出ることは、できるだけ避けたいと考えていました。
心配したのは、変更の履歴を管理する仕組み(バージョン管理)の不具合です。関係のない設定の変更や、重要なファイルの削除も心配でした。秘匿情報が外部に漏れないことも気にしていました。
考えが変わっていった背景は、AIの性能が上がったことだと思います。プロジェクトの仕様や設定は、以前から管理していました。環境構築の手順は、今回新しく用意したかたちです。
開発会社が毎回付き添わなくても環境構築が進むようになった

手順書や仕様書を 更新していれば、私たちが 特に関わらなくてよくなった
環境構築をAIに任せた結果は、うまくいったと考えています。最初の枠組みは私たちが作り、その後の手順書や仕様書の更新はAIで行っています。
この経験を通して大事だと感じているのは、AIが活躍できるように仕組みや枠組みを整えておくことです。
Claude Code を提供している Anthropic も、公式の手引きで同じことを言っています。
CLAUDE.md is a special file that Claude reads at the start of every conversation. Include Bash commands, code style, and workflow rules. This gives Claude persistent context it can't infer from code alone.
(訳)CLAUDE.md は、Claude が毎回、会話の最初に読む特別なファイルです。ここには、PCに打ち込む命令(Bash コマンド)やコードの書き方、作業の進め方の決まりを書いておきましょう。こうしておくと、コードを読むだけでは分からない事情も、Claude に毎回伝わります。
引用: 「Best practices for Claude Code」(Anthropic、2026年10月閲覧)

AIが毎回、最初に読むファイルに 打ち込む命令や決まりを書いておく
まとめ

手順を整えて AIに任せると、開発会社が 毎回付き添わなくて済む!
- 環境構築は、自分のPCで開発を始めるための準備。お客様の環境構築では、PCが1台ずつ違い、手順書を渡すだけでは進まなかった
- Claude Code が動くところまでは私たちが付き添い、動いたあとの環境構築は、手順書を整えてAIに任せた
- その結果、手順書や仕様書を更新していれば、開発会社が毎回付き添わなくても環境構築が進むようになった
社内で開発を始めたいが最初の準備で止まっている方は、お気軽にご相談ください。
